『ふくしま百年基金』キックオフイベント ここからはじまる「ふくしま百年基金」(2)
4.もっと知りたい!ふくしま百年基金
ふくしま連携復興センター理事
「ふくしま百年基金」設立準備室 山崎庸貴さんよりご案内
震災後、ずっと自分を突き動かしてきたものは、
原発事故によって起きた「怒りのエネルギー」だった。
みなさん「人が入ってはいけない地域」って
わが国の歴史の中で今までありましたか?
そんな私が「ふくしま百年基金」を設立するにあたり
県内各地でワークショップを開く中で、出てきた意見にハッとした。それは
「ふくしま百年基金とは、未来のふくしまへのラブレターではないか」という言葉だった。
未来は『共感の連鎖』によって形になっていく。ふくしま百年基金は
「福島の未来を、地域をよりよくするために活動したい」
「資金を提供することによって支えたい」という人たちの志を、
一つ一つ丁寧に支えていきたいという試みである。
市民の志の循環をつくるために私たちはまず、県内全域を回って話を聞いてきた。
福島県内59の市町村を周り、一人でも二人でも話を聞いてきた。
地域ごとにさまざまな声があった。
それらの、たくさんの方々の共感をもって
「基金を立ちあげていく」ということをやっている。
企業からもご寄付をいただいたので、ここで紹介させてください。
(ヤフージャパンを紹介)
5.ヤフージャパン 森禎行さまよりご挨拶
ヤフージャパンでは、百年基金の話を聞いたときに
「ぜひ寄付させていただきたい」と思い寄付させていただいた。
当社では今、食の形の活動を積極的にやっている。
ネット通販では「東北復興マーケット」をやってきた。
その一環として復興弁当をやってきた。復興弁当に寄付金をつけて販売し、
それが貯まったものを今回、百年基金の活動にご寄付させていただいた。
ヤフージャパンが運営する東北復興マーケットは昨年、
震災後5年を経て「東北エールマーケット」に名称を変えた。
そこに至っては社内でも議論を重ねてきた。
議論では、今までやってきた活動の中で何が重要で、
今後何が必要になるのかというときに「エール」という言葉が出てきた。
買い物をすることは生産者と消費者をつなぐもの。
そこに共感が生まれる。この共感を「エール」という言葉にした。
(3)へ続く